よりみちアプリ開発

Unityゲームアプリ開発、猫、映画、ゲーム、日々🍀

Unityドット絵ゲーム(自分的)最適設定

今回は、Unityでドット絵ゲームを作る際の初期設定についてです。

サイトによって設定方法が様々だったのですが、 色々試してみた結果、 自分的に最適だと思われる方法にたどり着いたのでまとめてみました。

主に踏襲したのは、こちらのUnity公式ページです。

blogs.unity3d.com

設定の前に、ドット絵ならではの注意点として心に留めておいた方がいいなと感じたことがあります。
それは、ドット絵はインポート後に画像自体の大きさを変えられないということです。

ドット絵ではない画像を扱うのに慣れていると、大きさを変えたかったらScaleをいじればいいや〜という感覚になります。 ですが、ドット絵でこれをやると崩れてしまいます( ̄O ̄;)

なので、作画の段階ですべての大きさの比率を意識しながら製作するのが良いと思います。

それでは設定に入ります。

①画像ごとのインポート設定

私が変更したのは以下の2点です。
・Filter ModeをPoint(no filter)にする
・CompressionをNoneにする

f:id:emi_noa:20200806150206p:plain

サイトによってまちまちなのが、Pixels Per Unitの部分かと思います。
Unitとは、Sceneに表示されている1マス分のことです。
つまり、ここを100にすると、1マスに100ピクセル分表示されるということになります。
結論としては、ここの数字はプロジェクトに合わせて使いやすい数字でOKです。
32ピクセルのタイルで作っていたら、32にすれば1マス1タイルになるのでわかりやすいでしょう。 (私は100のままにしました。)

ただ注意なのが、すべての画像で数字を統一することです。
画像によって32にしたり64にしたりすると、崩れてしまいます。

②プロジェクト自体の設定

上のメニューから、Edit/Project Settings/QualityのAnti AliasingをDisabledにします。 (私のはデフォルトですでになってました。)

③2D Pixel Perfectを導入する

導入方法については、上記リンクの公式ページをご参照ください。
導入できましたら、Pixel Perfect CameraのコンポーネントをMain Cameraに追加します。
Run In Edit Modeはオンにしておくと、編集中もプレイモード時の表示がされるのでやりやすいです。

Assets Pixels Per Unit は、画像のインポート設定のときのPixels Per Unitと同一にします。そうしないと崩れます(^^;

・Reference Resolutionは、アセットを表示する解像度のことです。 たとえば、X32,Y32などにすると、32ピクセルの画像が画面いっぱいに表示されます。
ここを調整して、画面に表示させる大きさを決めます。

・Upscale Render Textureは、チェックしたときと外したときの差異がまだよく確認できてないのですが、チェックを外した方が画像を回転させたときもきれいなので、外してます。 (ぼやっとしててすいません)

・Pixel Snappingは、有効にすると、スプライトレンダラーが自動的にワールド空間のグリッドにスナップされるとのことなので、チェックしてます。

・Crop Frameは、チェックすると、どの画面解像度でも、Reference Resolutionの解像度でトリミングされます。
私のゲームの場合は、どの機種でも画面いっぱいに背景を表示したかったので、この設定は切っています。
常に同じアスペクト比で表示させたい場合は、有効にすると良いかと思います。

 

最後に、参考に私の最終的なPixel Perfect Cameraの設定と、Game画面を載せておきます。
キャラクターのサイズが、32ピクセルくらいです。

f:id:emi_noa:20200806161256p:plain

f:id:emi_noa:20200806161421p:plain f:id:emi_noa:20200806161427p:plain f:id:emi_noa:20200806161433p:plain

このような感じで、どの画面解像度でもきれいに表示されています。

以上、自分的ドット絵をきれいに表示する設定でした。
私もまだ勉強中でよくわかっていない所もありますので、もし間違いやわかりづらい部分等ありましたらお教え頂ければありがたいです。

それではまた♪